Bahar Ağacı (春の樹)

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            トプカプ宮殿・割礼の間 正面外壁タイル
トルコの春。
陽の暖かさが増し始め、アーモンドや杏の花が咲きはじめると春の訪れを感じます。
アーモンドの花も杏の花も、一見すると桜を見ているようで、トルコにいながらフッと
日本に心を運んでくれます。
そんな春を象徴する桜のような木々。
オスマン朝モチーフ、Bahar Ağacı (春の樹) (又はBahar Dalı(春の枝))です。

もともとは中国起源の梅や桜を様式化したモチーフが、イランを経由してイスラム芸術へ
伝わり、ミニアチュールや写本の挿絵で14世紀より描かれ始めたと言われています。
オスマン朝では16世紀に、まずカラメミによって写本装飾で使われ、その後タイルモチーフとしても使われました。

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           Eyup Sultan Turbesi (エユップ・スルタン廟)

一枚のタイルに小花として描かれる事もありますが、多くの場合は、宮殿や廟、モスクの
入り口やミンベル(説教壇)に飾られる大きな組タイルとして描かれています。
天国の緑茂り豊かな様を表しているのだそうです。

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    ぶれてますが、、、Hürrem Sultan Türbesi (ヒュッレム・スルタン廟)

トルコのお土産物屋さんでは、一般的にBahar Ağacı (春の樹)とは言わず、命の木
呼ばれていて、日本人に大変人気があるのだそうです。
中国起源のBahar Ağacı (春の樹)がもつ東洋的なものが、私達を意識下で惹きつける
のかもしれませんね。




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by ateliercinicini | 2011-04-14 00:02 | 様式・文様・技法の話 | Comments(2)
Commented at 2011-04-19 22:33 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ateliercinicini at 2011-04-23 05:58
◆鍵こめさん
こんにちは。ご案内どうもありがとうございました。
イスタンブル滞在、楽しんでくださいね。
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