レプリカ作り - サイドテーブルにタイルをはめる

最近はトルコでもシンプルな量産家具を好んで使う人々が増えてきましたが、ほんの少し
前までは、こちらの大きな家に似合った、どっしりと重厚感ある木製家具が主流でした。
傷むと修理に出して、丁寧に、大切に使い続けます。

これもそんな家具の一つ。
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タイルがはめ込まれたサイドテーブル。
残念ながら上下2段のうち、1段目のタイルが破損しなくなってしまったそう。
残ったタイルと同じものを作ってくださいとのオーダーを受けました。

b0206491_17532471.jpg

オリジナルです。
赤が朱色に近く、茶色に近い紫と黄色が使われている
19世紀後半~20世紀前半に作られた典型的なキュタフヤ・タイルです。

また別の機会にキュタフヤ・タイルの特徴について描きたいと思いますが、
練りに練った素晴しい構図に対して、
大胆すぎるモチーフや、手描き感溢れるギザギザ筆致とのギャップが、
たまらなく魅力的なキュタフヤ。
(カーネーションがアザミ、葉っぱがオクラの様で可愛いです。^^)

b0206491_1883331.jpg

レプリカです。
ギザギザ筆遣いを真似るのは非常に難しい。。。

もとのサイドテーブルにはめ込んでみます。
b0206491_18135980.jpg

違和感なし!
Aferin (良く出来ました) !!! 


この後、家具職人さんの手で削り直しや塗装がされて注文主の方へと届けられます。


大切に使われて22世紀までも残されてゆくのでしょうか。。。








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by ateliercinicini | 2011-08-27 18:28 | 日々の絵付けと作品と | Comments(6)
Commented by zeytin at 2011-08-28 03:00 x
これいいですね~。
こういうのを見ると前もお話ししましたが、
マイ セフパ作りたいです。
そのうち一緒にモドコのウスタへ偵察へいきませんか?

持ち主にこれからも大事にしてもらえるといいですね。
Commented by teppeiyama at 2011-08-28 04:11
すっげーーー!!!
こんなにオリジナルに忠実に作れるんだ。感動。
Commented by boncuk*tile at 2011-08-28 19:37 x
すばらしいです。
昔のタイルを作り直せるなんて、まさに職人。ウスタ!
こうやって、新たに息を吹き返した家具が永く使われて
子子孫孫に受け継がれていくなんて、素敵です。
Commented by ateliercinicini at 2011-08-29 04:33
◆ zeytin さん
いいですよね~。
zeytin さん、いつイスタンブルへお戻りに?
是非、モドコのウスタ視察行きましょう!
Commented by ateliercinicini at 2011-08-29 04:45
◆ teppeiyama さん
16世紀後半以降のタイルは、デザインが様式化されて、絵の具はベタ塗りなのです。
壁面タイル用に、何人もの職人さんが、同時に同じタイルを無数に描けるようにするため。
という訳で、色さえ再現できれば、模写はオリジナルを描くより楽なんです^^。
Commented by ateliercinicini at 2011-08-29 04:50
◆ boncuk*tile さん
ありがとうございます。
私達の出来るのは絵付けだけなので、ウスタなんて大げさなものではないんです。
タイル素地は陶芸家の人が作るのですよ。
完全分業です。
こうやって、飽きられずにずーっと使い続けてゆかれる家具っていいですよね。
素敵。
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