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ラマザン話・スルタンアハメットで工芸品スタンド巡り

毎年ラマザン(断食月)中、
スルタンアハメットに伝統工芸品のスタンドが並びます。

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断食月の催しと言う事で、
日中炎天下をスタンドを眺めながら歩いている人は少ないですが、
イフタル(日没後断食明けの食事)後は、
どのスタンドの前も家族連れのお客さん達で賑わいます。
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カラギョズと言われる影絵芝居で使われる人形を売るお店。
売り子さんはとっても可愛い姉弟。
お客さんの値切り交渉も上手くかわして、
しっかりお父さんのお手伝いをしていました。

トルコ中の伝統工芸品がズラリと並び、
多くのスタンドでは職人さんが作りながら自ら販売をしているので、
薀蓄語りを聞いて回るのも楽しく、お値段も良心的。

私もちょっいっとお買い物。
ラマザン話・スルタンアハメットで工芸品スタンド巡り_b0206491_4401714.jpg

ガズィアンテプ地方の Kutnu (クトゥヌ) と呼ばれる織物と、
マルディン地方の Telkâri (テルキャーリ) と呼ばれる銀細工。

どちらもトルコ東南部の工芸品です。
Kutnu は、もともとシリアのアレッポやハマで作られていたものが、
ガズィアンテプに伝わり生産が始まったもので、
Telkâri は、マルディンに住むシリア正教会のキリスト教徒の
職人さん達によって作られ続けた工芸品です。
そういう訳で、トルコの伝統工芸品の中でも、
エキゾチック(?シリア的)で繊細な手仕事です。



激しい戦闘の続くシリア。
職人さん達どうされているのでしょうか。。。










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by ateliercinicini | 2012-08-05 04:53 | イスタンブルの日常生活 | Comments(4)
Commented by hanamomoact at 2012-08-05 05:07
銀細工、繊細で美しいですね〜。あまりこの辺りの国に詳しくない人は、UAEもトルコもみんないっしょに「中東」と呼びますが、言葉や習慣に共通するものがあるといっても、こういう文化はまったく違うな〜とつくづく思います。こういう繊細で職人気質が伝わる伝統工芸品のいっぱいある場所、魅力的ですよね〜。
Commented by zeytin at 2012-08-06 17:10 x
こんにちは~。
Kutnu、私も買いたかったのですよ・・・。
Telkâriもお客さんが男物のごつい指輪と、
チニチニさんのお買い上げのデザインによく似た
ちょっと小ぶりの指輪をお買い上げ。
2点で150を120まで
安くしてくれたのですが、
売り上げが障害者協会で使われると聞いて
ちょっと罪悪感が・・・・。

ラマザンが終わるまでに是非とももう一度
Kutnuをゲットしに行きたいデス。
Commented by ateliercinicini at 2012-08-07 05:23
◆ はなももさん
銀細工、とっても綺麗なんですよ~。^^
本場は東南部のマルディンというところなんですが、そこでは、
もう見惚れてしまって動けなくなる程、素晴らしいものがあるんですって。

アラブ・イラン・トルコ、違いますよね。
それぞれの中でも国、地域、部族によって、異なりますしね。
イスタンブルはオスマン朝の首都だったお陰で、芸術工芸品や職人さんが
沢山集まっていて、今でも良い作品が見られるのが有難いんです。
最近、トルコも職人技、伝統工芸を継承していこうという取り組みが
積極的になされるようになってきて、工芸ファンとしては嬉しい限りです。^^
Commented by ateliercinicini at 2012-08-07 05:32
◆ zeytin さん
お客さんのお世話をしながらだと、なかなか買い物し難いですよね。
Kutnu、素敵なものがいっぱいありましたね。
私も1つのつもりが、あれっ?と思いながら、2つ買っちゃいました。

私の買った銀細工はブローチになっていまして、母へ。
テルキャーリって繊細なイメージが強いのですが、ごつい男物の指輪も
あるんですね。
指輪(特に男物)に興味がないものですから、全く目に入らなかったです。笑
今度、見てみよう。
zeytin さんも次回はじっくりとお好きなものを選んでくださいね。
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