クーデター未遂から一夜明け

7月15日から16日にかけて起こったクーデター未遂事件、
本日17日の午後に
“クーデター未遂は完全に押さえ込み終結した”
と発表されました。

戦闘機が上空を飛び、
庭のリンゴの木からは実が落ちて、
窓ガラスが振動で響き鳴る程の風圧と轟音。
爆発音やら発砲音。
軍に対して集団で立ち向かっていく人たちの雄たけびに近い歌声。

そんな音や響きを感じていたのが、もうずっと前の事の様です。


なんとも複雑な気持ちです。

16日の未明、大統領が
「皆、外へ出て、広場へ出て、民主主義の為に戦おう!怖がるな!」と
国民に対して呼びかけたのを受けて、
酔ったような過激な集団が
兵士たちに襲い掛かるという図が
繰り広げられるようになりました。

上官に命じられて後に引けず、
前からは血走った目の集団が刃物や銃を手にやって来て、
間で戸惑う二十歳前後の兵士達の顔。
未だに脳裏から離れません。

現状への憂いから参加した子たちもいたでしょうし、
愛国心いっぱいで兵士になった子もいたでしょう。
徴兵の義務から逃げずに参加した純粋で真面目な子たちが、
国や組織に利用されて、
叛乱者に仕立てられてしまったなんて
不憫すぎて、不憫すぎて、胸痛みます。

ほぼ事態が終息した昨日も、
大統領の呼びかけで
国中の広場に人々が繰り出して、
夜通し、
国旗を振り、
「民主主義の勝利」を謳い、
大統領を賛美する大イベントが繰り広げられる図は、
何とも、
言葉に表せない不安を煽る光景です。

クーデターが未遂に終わったのは喜ぶべきなのでしょうが、
(力づくはいけません。)
これからトルコがどこへ向かうのか、
早く目覚めてほしいと願いつつ、
ガイジンとしては
見守っていくしかありません。




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by ateliercinicini | 2016-07-18 02:16 | イスタンブルの日常生活 | Comments(4)
Commented by teppeiyama at 2016-07-18 07:17
ボスポラスの橋に、血走った目のあごひげの市民集団。
イスラム国の兵士が現れたのかと思った。

徴兵制があって一度は軍隊を経験しているトルコの男性なら
軍隊がどういうものか、上官の命令がどういうものか分かっているはずなのにね。。。

まだ若い兵士達、誰かの息子達の命。本当に、悲しい。
Commented at 2016-07-18 08:20 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ateliercinicini at 2016-07-18 16:51
◆ teppei さん
若い兵士たち自身も彼らの親御さん達も、
赴任先が南東部じゃなくてイスタンブルで良かったと
思っていたに違いないのに、
こんなことになってしまって可哀想すぎる。
幸い命を落とさなかった子たちだって、
人間不信におちいるし、
一生辛い思いをして生きることになるんだよね。
今更ながらですが、
戦時を生きた祖父母の代、
今のシリア、エジプトはじめとするアラブ諸国の人々が
体験してきたことは想像を絶するものだと震えがきます。
Commented by ateliercinicini at 2016-07-18 16:59
◆ カギコメさま
一体何だったんだ、何の為だったんだ、、、と、
未だに兵士たちは状況が呑み込めないでいると思います。
所属した部隊が違うというだけで、
敵味方に分かれちゃった仲間もいただろうし、
ひょっとしたら銃を持って対峙していたのが、
近所のおじさんだったかもしれないし。。。
子供達にこんな経験をしてもらいたくないですね。

それにしても、戦車に集団で襲い掛かる市民集団って、
どんな心理状態なんだろうか。
そちらの方が怖かった。
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