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13年ぶりのシリンジェ村 《 2016 夏旅 》

13年ぶりのシリンジェ村 《 2016 夏旅 》_b0206491_18192788.jpg

ティレ火曜市の翌日は、
セルチュクから8キロ程のシリンジェ村へと行ってきました。
13年ぶり。
驚くほどの観光地化です !
写真で見ると鄙びた感の方が強いね。


名前の通り(シリンジェ=トルコ語で可愛いを意味します)
可愛い村ではあるのですが、
村中お土産物屋さんと化してしまって、
それも、キュタフヤ陶器やシレ産の服等、
トルコ国内の他地域のもの売っているお店がほとんどです。
今はいいけれども、
このままだとシリンジェも個性を失ってしまって、
観光客の足が遠のき、
村の生活はますます厳しくなってしまうんじゃないかしらと
淋しい気持ちになってしまいました。

13年ぶりのシリンジェ村 《 2016 夏旅 》_b0206491_18195298.jpg

とか、言いながら、
村のワイン屋さんでワインを試飲させてもらったら
一気に気分が高揚してキャッホー!
ワインがあるかぎり、
シリンジェ村はダイジョブだ!とか言いながら、
4本買って帰りました。(重かったです。)
食べ物とアルコールで人の心を掴むって大切ですね。


その後は、
頂上まで登って山間にある村全体を眺めたかったのですが、
時間がなかったのでそれは断念。(とっても残念。)

村の家は急勾配に建っていることもあって、
それぞれが家の窓からの風景を遮らないようになっていて良いなぁと
そんな事を思いながら、
家々の間を少しだけ歩いてきました。

そして、
村の方々に、
「うちは歴史のある古民家よ、見て行きませんか?」
 (家に誘って心づけを貰うという個人商売もされてます) 
と声を掛けられたものの、
時間がないのでとお断りをすると
「あらそう、時間がないの~」
と残念そうな声を出されてしまい、
ああ、この村の行く末はどうなっちゃうだろう。。。と
またまた悲しくなってしまったのでございます。苦笑

村の将来について真剣に考えないといけない時期じゃないかと思います。
シリンジェ。

そんな事を思いながらの13年振りのシリンジェ散策でした。







******
シリンジェ村について。。。
住民だった正教徒(生まれも育ちもアナトリア)が、
1923年のギリシャートルコ住民交換合意によって、
ギリシャ人とみなされてギリシャへと追放され、
それと入れ替えに、
ギリシャに住んでいたイスラム教徒がギリシャから追放され、
ここに居住させられるという強制移住がされた土地です。
19世紀には1800戸あったそうですが、
現在の村の人口は530人。





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by ateliercinicini | 2016-09-01 19:34 | トルコ国内旅行 | Comments(0)
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