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週末・GWも体験できます!トルコタイル絵付け教室

週末も、トルコタイル絵付け教室開講です! 

これまで週中だけの教室でしたが、週末に教室に通いたいとのご要望を受け、
土日も絵付け教室を開くことになりました。
教室の時間も、通常午前10時~、午後2時~ですが、ご希望の時間にお越し
頂けます。
お仕事の忙しい方も、週末は絵付けを楽しんでリラックスして下さいね!
体験コースもあります。
ご夫婦で、親子で、一緒にタイル絵付け体験如何でしょうか?

 そして、GWにトルコ旅行を計画されている皆さん
トルコ旅行の思い出に、イスタンブルでタイルの絵付け体験(2~3時間)をして
みませんか?
(絵付けされたタイルはお預かりし焼成後、お送り致します。)

お問い合わせ・お申し込みは、istanbultile@gmail.comへ。




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by ateliercinicini | 2011-04-23 06:32 | 絵付け教室 | Comments(2)

日本人好みのタイル。17世紀ブルー&ホワイト

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17世紀タイルの代表。
Bağdat Köşkü, Topkapı Sarayı /  トプカプ宮殿 バグダード・キオスク(1638-39)


16世紀後半、オスマン芸術の絶頂期。
オスマン朝領土が拡大し建設事業も盛んになり、領土各地に新築されるモスクを装飾
する為に、次々とタイルが生産されてゆきました。
タイルの品質もこの頃が最も優れており、素地、絵の具、釉薬どれをとっても最高品質
で、絵付師の腕も比類を見ません。
澄んだ透明釉の下に描かれた鮮やかな花々は、まるで泳いでいるかの様に生き生き
としています。

それが17世紀に入ると、急速に質が劣化、色はくすみ、釉薬は濁る、図案は16世紀に
描かれたものをアレンジして使いまわすようになります。
16世紀と17世紀の作品の差を明らかに見ることにできるのが、トプカプ宮殿内で隣同士
にあるSünnet Odası(割礼の間)とBağdat Köşkü(バグダート・キオスク)のタイル画
です。 
 *Sünnet Odası(割礼の間)は17世紀に建てられましたが、外壁には16世紀の
   タイルも使用)

麒麟
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こちらが、Sünnet Odası(割礼の間)にある16世紀のサズヨルのパネルです。

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Bağdat Köşkü(バグダート・キオスク)にある17世紀のサズヨルのパネル。 
下に2頭のキリンがいるのですが、釉薬が流れてはっきりとしませんね。

花瓶
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       花瓶はすらりと上品で、ルーミーが流れるように美しい!(16世紀)

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花瓶は、どんなに花を挿しても倒れませんという位にドッシリとして、中に描かれている
ルーミーは何とも野性味があると言いますか、タクマシイ感じです。(17世紀)


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    目が鋭く、羽毛の温かみを感じさせる程生き生きとしています。(16世紀)

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   手を抜いて描かれたわけではないのですが、、、漫画チックです。(17世紀)


どうでしょう?
16世紀と17世紀の差、歴然ですね。
16世紀のタイルの方が優れていると断言できると思います。

ですが、なぜか、日本人には、17世紀のタイルの方が、圧倒的に人気があるのです。
絵付け教室に通われる方とお話ししても、断然17世紀派が多いですし、お土産用の
タイルとして17世紀もののデザインが欲しいとおっしゃる方が多いのです。

16世紀派、特にシャークル・ファンの私としては、ちょっと複雑な気持なのですが、
17世紀ブルー&ホワイトが好まれる理由を考えるに、
コバルトブルーの発色がソフトで、ターコイズブルーを多用しているのと、
釉薬が流れて滲んでいる事によって、
全体が柔らかく明るい雰囲気になっているためなのかしら?
と勝手に分析しているのですが、どうでしょう?

イスタンブルで気軽に見られる17世紀のタイルは、エミノニュにある Yeni Cami(イェニ・モスク) (1663) 、トプカプ宮殿にある Revan Köşkü (レヴァン キオスク) (1638 ) 
Bağdat köşkü (バグダード キオスク)(1638-39)です。
Yeni Cami の近くには、16世紀タイルの傑作、Rüstem Paşa Camii (リュステム
パシャ モスク)
があります。
是非見比べてみてください。




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by ateliercinicini | 2011-04-20 05:55 | 様式・文様・技法の話 | Comments(4)

Bahar Ağacı (春の樹)

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            トプカプ宮殿・割礼の間 正面外壁タイル
トルコの春。
陽の暖かさが増し始め、アーモンドや杏の花が咲きはじめると春の訪れを感じます。
アーモンドの花も杏の花も、一見すると桜を見ているようで、トルコにいながらフッと
日本に心を運んでくれます。
そんな春を象徴する桜のような木々。
オスマン朝モチーフ、Bahar Ağacı (春の樹) (又はBahar Dalı(春の枝))です。

もともとは中国起源の梅や桜を様式化したモチーフが、イランを経由してイスラム芸術へ
伝わり、ミニアチュールや写本の挿絵で14世紀より描かれ始めたと言われています。
オスマン朝では16世紀に、まずカラメミによって写本装飾で使われ、その後タイルモチーフとしても使われました。

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           Eyup Sultan Turbesi (エユップ・スルタン廟)

一枚のタイルに小花として描かれる事もありますが、多くの場合は、宮殿や廟、モスクの
入り口やミンベル(説教壇)に飾られる大きな組タイルとして描かれています。
天国の緑茂り豊かな様を表しているのだそうです。

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    ぶれてますが、、、Hürrem Sultan Türbesi (ヒュッレム・スルタン廟)

トルコのお土産物屋さんでは、一般的にBahar Ağacı (春の樹)とは言わず、命の木
呼ばれていて、日本人に大変人気があるのだそうです。
中国起源のBahar Ağacı (春の樹)がもつ東洋的なものが、私達を意識下で惹きつける
のかもしれませんね。




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by ateliercinicini | 2011-04-14 00:02 | 様式・文様・技法の話 | Comments(2)

靴やガラス瓶、何でも額装できるんです

今回は額装屋さんのご紹介。

“額装”と聞くと、絵画や書を飾るものと思われますが、
お子さんが初めて履いた小さな靴、
色鮮やかなスパイス、砂、小石といった細々したもの、
お皿やガラス瓶等など立体的な品々も額装することが出来るのです。
額装して飾っておけば、思い出の品々をいつでも見られて素敵ですね。

仕事柄、イスタンブルでお勧めの額装屋さんはどこでしょう?と質問をよく受けます。
自信を持ってお勧めできるのが、“GALERİ 310” です。

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自信家で頑固な額装屋さんが多い中、ここの店主 Yücel さんは考え方が柔らかい。
色々なアイディアを出してくれますし、受け入れてもくれます。
何より、仕事は日本人並の几帳面さ、作品の扱いは大変丁寧で安心して任せることが
出来ます。

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GALERİ 310
Ortaköy Dereboyu Cad. 114 A
オルタキョイのバス停 DEREBOYU の正面です。
(DT1, DT2, 30Dのバスが通ります。)

店主のYücelさんに、「ブログを見て来ました」と言って下されば、常連さん価格で
額装してもらえるそうです。
額装屋さんからのお帰りには、オルタキョイの海辺でクンピルでもどうぞ。




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by ateliercinicini | 2011-04-13 19:52 | (陶器以外の)工房・お店巡り | Comments(0)

Eski Şark Eserleri Müzesi / 古代東方博物館

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           Eski Şark Eserleri Müzesi (古代東方博物館) 。
     先日ご紹介したÇinili Köşk (装飾タイル博物館)の隣にあります。

この博物館には、古代オリエントの品々が展示されていて、いずれも興味深い展示品
ばかりです。その中でも、焼き物好きな方への一番のお勧めは、彩釉レンガによる壁面
装飾です。

新バビロニア王国、ネブカドネザル2世(紀元前604-562年)によって作られた「イシュタル門」とその門に伸びる通称「行列道路」の壁面を飾った彩釉浮き彫りレンガ
そのほとんどがドイツの発掘隊によりベルリンに持ち帰られペルガモン博物館で展示
されていますが、ここイスタンブルの古代東方博物館にも数点収められています。

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            ドイツ・ペルガモン博物館にあるイシュタル門
               写真は、Wikipediaよりお借りしました


凄い迫力です!
バックのコバルトブルーに、白や黄色の守護獣が宙に浮き出している様です。
このドイツ・ペルガモン博物館にある迫力の門を想像しながら、古代東方博物館に収め
られた数点の作品を見てみましょう。

イシュタル門を飾るのはムシュフシュ牡牛
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ムシュフシュ。バビロニアの最高神マルドゥクの守護獣で、前足はライオン、後ろ足は鷲、
頭や体は蛇のうろこを持った龍。


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牡牛はアッシリアや西方アラムの地で重要視された嵐と雨の神アダト神の守護獣

行列道路を飾るのが獅子
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ライオンは、愛と戦いの女神イシュタルの守護獣

ペルガモン博物館ほど規模ではありませんが、2500年も前から残る獅子や龍の
壁面装飾が目の前で見られるのは感激です!


そして、王の道の壁、床面を再現したもの。
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レンガや大理石一枚一枚に楔形文字が刻まれています。
文字が書かれた上は、踏み絵のようで歩きづらいような気がします。

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しかも、こんな笑顔を持つ釘が下で支えていて、ますます歩き辛いような、、、

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これは床に敷かれた大理石がずれないようにするための釘でしょうか?


その他にも銅製品、石碑、レリーフなど古代史好きな方には楽しい展示品で溢れて
います。
説明書がほとんどないのが残念ですが、想像力を働かせて見てみてください。

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特に夕暮れ時に訪れると、オリエント神話の世界に浸れて楽しいかも。





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by ateliercinicini | 2011-04-02 05:19 | タイル・陶器・工房散策 | Comments(4)