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迫力のタイルです!エユップ・スルタン廟

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                エユップ・スルタン廟正面外壁 

前回のご紹介した作品展会場FESHANEのすぐ近くにあるエユップ・スルタン廟
預言者ムハンマドに近かったアブー・アイユーブ・アル=アンサーリーの廟で
あるとされ、トルコ国内や外国からの巡礼者が後を絶たず敬虔な雰囲気が漂って
います。 (アイユーブはトルコ語でエユップとなります)

最初に廟が建てられたのは1458年。
その時には、タイル装飾がなされていたのかどうかの記録がないようですが、
その後17世紀~20世紀までに増築や修復が繰り返しなされた結果、様々な
時代のタイルが使用されています。

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ハターイ様式の大きなタイルパネル、チューリップやチンタマーニの連続タイルが壁を
埋め尽くし、その迫力に言葉が出ません。

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廟の出口に到る廊下の壁はこのような感じでホッ。
気が抜けました。
(完璧に同じ模様が繰り返えされると息が詰まるものなんですね。)

スルタンアハメットなどの観光地とは違い、ここには信仰心の厚い人々が訪れ廟内で
涙を流している様もよく見られます。

タイル好きの方々には、ここのタイルは是非とも見ていただきたいですが、訪れる際、
女性はスカーフを被って、中で祈る人々の妨げとならないように気をつけて下さいね。
廟の出口へ向かう廊下では、廟におしりを向けないように後ろ向きで歩きましょう。






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by ateliercinicini | 2011-06-06 07:25 | モスク・廟巡り | Comments(6)

Yavuz Sultan Selim Mosque (ヤウズ・スルタン・セリム   モスク) / イスタンブル

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久しぶりにモスク・廟散策です。
モスクは石造りのため内部に入っても冬は寒く、以前は冬のモスク巡りは
避けていました。
ところが最近は、モスクの内部は床暖房で座ると温かい。
ぬくぬくとして、つい居眠りしそうになります。
気持ちの良い空間です。

今回の散策先はイスタンブルの旧市街ファーティヒ地区にあるYavuz Sultan Selim Camii / ヤウズ・スルタン・セリム モスク 
金角湾に近い丘の上にそびえるモスクです。
スルタン・セリムの命により宗教複合施設の中心として建設が始められたのですが、
1520年にスルタン・セリムが亡くなった為、その建設は息子のスルタン・スレイマンに
引き継がれ1522年に完成しました。
このモスクの建築家は、Acem Ali、あるいはその弟子のMimar Sinanのいずれか
であると言われています。

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モスクの内外、窓の上にかまぼこ型の組みタイルが配されています。
使われている技法は、クエルダセカ。
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以前に見たエディルネにあるムラディエ・モスクに比べると、同じ技法を用いたタイル
にも関わらずモチーフ一つ一つが大きくなり、繊細というより大胆な印象を与えます。
イラン的だったのが、オスマン的になってきたのでしょうか?
全体の雰囲気が随分異なりますね。
コバルトブルー地あるいは緑地に、ターコイズブルー、白、黄色、緑、紫などで
ルーミーやハターイ、ペンチが描かれています。

併設されているŞehzadeler Türbesi(シェッザーデレル・トュルベスィ)皇太子廟、
Yavuz Sultan Selim Türbesi(ヤウズ・スルタン・セリム トュルベスィ)ヤウズ・
スルタン・セリム廟
の入り口もクエルダセカ・タイルで装飾されています。
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                雪の結晶の様で綺麗ですね。
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                黄色使いが大胆!
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  スルタン・セリム廟の内部、棺を囲む部分の螺鈿細工も可愛らしいです。
  チューリップとペンチでしょうか?


******
モスク、廟共に観光客に公開されていますが、廟は月曜日、閉められています
このモスクのある場所は保守的な地域ですので訪れる際に、女性はスカーフを
お持ちになるのをお忘れなく!
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by ateliercinicini | 2010-11-27 23:09 | モスク・廟巡り | Comments(0)

修復終了!-Süleymaniye & Mihrimah Sultan Camii

Süleymaniye Camii(スレイマーニエ・モスク)と Mihrimah Sultan Camii 
(ミフリマー・スルタン・モスク)
の長い、長い修復が漸く終わり、礼拝に(観光にも)
開かれることになりました。
イスラム圏では昨日16日から犠牲祭が始まったのですが、この大切な犠牲祭の
礼拝に合わせての再開です。

この二つのモスクは、いずれもイスタンブルにありオスマン朝芸術の最盛期16世紀に
建築家ミマル・シナンによって建てられたモスクです。
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Süleymaniye Camii (スレイマーニエ・モスク) 
イスタンブルへ来られた方は、おそらくこのモスクの名前を一度は耳にされたのでは
ないでしょうか?中には実際に足を運ばれた方もいらっしゃると思います。
1550年から1557年まで、7年の歳月をかけて建てられたオスマン建築の最高傑作と
言われるモスクです。
金閣湾沿いを歩きながら見るスレイマーニエ・モスクの姿は本当に素晴らしいのです。
日々の小さな不平不満、ネガティブな思いをあっという間に霧散させてしまいます。
このモスクは2007年始まった修復の為、閉まっておりました。
3年を経て漸くの再開です。

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そして、イスタンブルEdirnekapı(エディルネカプ)にあるMihrimah Sultan Camii 
(ミフリマー・スルタン・モスク)
 。

スルタン・スレイマンの娘ミフリマーの為に、1562年から1565年にかけて建てられた
モスクです。
シナンが3年で建てたモスク、なんと11年もかかっての修復でした。
(しかも、隣接するメドレセや庭にある施設の一部は未だ修復中)
何事も、のんびりなトルコにおいてでさえ、この修復の遅さはヒドイ!
勿論、丁寧な仕事故の遅延ではありません。

再開を記念して礼拝へやって来たタイイップ・エルドアン首相も、
「・・・ミマル・シナンが3年で建設したところを、11年も修復にかかっている。
残念ながら、我々は後退していると言わざるを得ない。・・・」
と挨拶されていました。
ホントにねぇ。。。他に言葉がありません。

兎に角、二つのミマル・シナン作品が、修復され開かれたことは嬉しい事です。
近々、モスク散策に行ってきます。


上の写真は “Mimari Sinan Eserleri” よりお借りしました。
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by ateliercinicini | 2010-11-17 20:37 | モスク・廟巡り | Comments(0)

At-Terouzi Mosque (アッテロウズィ モスク) /ダマスカス

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突然トルコからシリアに飛んでしまいました。
ダマスカスにあるアッテロウズィ・モスクです。 
”何故、いきなりダマスカス?”と思われるでしょう?全く関係がない訳ではないのです。
このモスクは、前回紹介したオスマン朝のムラディエ・モスク(1436年)と同時期、
1430年(マムルーク朝時代)に建てられたもので、内部のタイルがムラディエ・モスクと
同様タブリーズのタイル職人達によって作られているのです。
当時のイランのタイル作りの技術は群を抜いていて、中東各地にタブリーズのタイル
職人達が出向いてはモスクや廟、宮殿を飾るタイルを作っていました。


モスク内部の壁面下部がタイルで装飾されています。
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ムラディエ・モスクに比べると、デザインが雑でタイルの質も粗い感じです。
それでも、同じ系統の職人が作ったものである事を感じさせます。
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モスク内にある廟です。
内部に入る許可が下りなかったのでガラス越しの写真ですが、六角形のブルー&ホワ
イトの間に三角形のターコイズブルーのタイルが置かれていて、ムラディエ・モスクの
壁面装飾方法とよく似ているのが分かるでしょうか?
(この写真では分かりにくいですよね。。。)
デザインは、ムラディエ・モスクのものに比べると、それ程抽象化・幾何学化されてなく、
より中国的で生き生きしてます。
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by ateliercinicini | 2010-09-20 19:31 | モスク・廟巡り | Comments(4)

Muradiye Mosque (ムラディエ モスク) / エディルネ

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エディルネにあるムラディエ・モスク。大好きなモスクです。
1436年に建てられたオスマン朝初期の建築物です。
外観はシンプルですが、内部は光が差し込んでとても明るく、壁を飾るタイルは、
それはもう美しい!ため息が出ます。

入った瞬間に思ったのは、トルコ的じゃない。。。
中国的?中央アジア的?イラン的なのかな?
清々しさや重々しさ、種々ごちゃ混ぜな不思議な雰囲気が漂っています。
その不思議さは何処から来るのでしょうか・・・

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正面にある大きなミフラブ。
クエルダセカ・テクニックで作られたタイルにより、隙間なく複雑な文様で
埋め尽くされています。
多彩で精緻な装飾です。綺麗です。圧倒されます!
ムカルナス部分は、中国磁器を真似た小さなブルー&ホワイトタイル。
濃密なクエルダセカと落ち着いたブルー&ホワイト。
このコンビネーションが素晴しい!!!
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左右の壁を見ると、六角形のブルー&ホワイトとその間にターコイズブルーの
タイルで埋められています。
中国磁器からとったモチーフや、それにイスラム的解釈を加えた幾何学文様が
面白いですね。
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空間を残さずに規則性を持って埋め尽くされた部分と、余白がたっぷり取られた
オーガニックな文様部分。
このコントラストが、漂う不思議さの一因になっているのでしょう。

ムラディエ・モスクのタイルは、イラン・テブリズから来た職人によって作られた
ものであると言われています。
この時期のモスクには、まだイズニックタイルは見られません。
イズニックタイルがモスクや宮殿の壁を飾るのは、もう少し先となります。
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by ateliercinicini | 2010-09-15 03:40 | モスク・廟巡り | Comments(4)