タグ:伝統芸術・工芸 ( 19 ) タグの人気記事

ラマザン話・スルタンアハメットで工芸品スタンド巡り

毎年ラマザン(断食月)中、
スルタンアハメットに伝統工芸品のスタンドが並びます。

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断食月の催しと言う事で、
日中炎天下をスタンドを眺めながら歩いている人は少ないですが、
イフタル(日没後断食明けの食事)後は、
どのスタンドの前も家族連れのお客さん達で賑わいます。
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カラギョズと言われる影絵芝居で使われる人形を売るお店。
売り子さんはとっても可愛い姉弟。
お客さんの値切り交渉も上手くかわして、
しっかりお父さんのお手伝いをしていました。

トルコ中の伝統工芸品がズラリと並び、
多くのスタンドでは職人さんが作りながら自ら販売をしているので、
薀蓄語りを聞いて回るのも楽しく、お値段も良心的。

私もちょっいっとお買い物。
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ガズィアンテプ地方の Kutnu (クトゥヌ) と呼ばれる織物と、
マルディン地方の Telkâri (テルキャーリ) と呼ばれる銀細工。

どちらもトルコ東南部の工芸品です。
Kutnu は、もともとシリアのアレッポやハマで作られていたものが、
ガズィアンテプに伝わり生産が始まったもので、
Telkâri は、マルディンに住むシリア正教会のキリスト教徒の
職人さん達によって作られ続けた工芸品です。
そういう訳で、トルコの伝統工芸品の中でも、
エキゾチック(?シリア的)で繊細な手仕事です。



激しい戦闘の続くシリア。
職人さん達どうされているのでしょうか。。。










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by ateliercinicini | 2012-08-05 04:53 | イスタンブルの日常生活 | Comments(4)

これぞトルコ芸術 !!!  『 Hasbahçe 』

今日のイスタンブルは青空が広がり最高のお花見日和でした。
かわいいチューリップを眺めて気持ちがホワ~ン。
いつも以上にのんびり、フラフラ歩きながら、
本日始まった展覧会『 Hasbahçe 』へ行ってきました。

エミルガン公園(Emirgan Korusu) に入って直ぐの所、
赤白黄色のチューリップの真ん中に、
ドーンと構える金色のチューリップが見えたら、
そこを左方向に緩やかに登ってゆくと会場です。
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ミニアチュール(細密画)とテズヒップ(書の彩飾)。
「スルタンアハメットやグランドバザールで沢山売られていますが、
実際のところ、良い作品なのか悪い作品なのか良くわからないんです。」
とよく聞きます。
期間中(4月16日~30日)、イスタンブルに滞在されている方、
この展覧会に足を運んでみて下さい!
これが本物! これが芸術!! 
ミニアチュールもテズヒップも筆致の美しさ、精緻さに酔いしれる芸術です。
写真で伝えられるものではありませんので、是非、是非、実物に見入って来て
下さい。

ほんの少しだけ、写真で紹介です。
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タネル先生の作品。別格でした。
写真ではわかりませんが、数ミリの小さな花のヒダ、茎までもが細かい線描で
描かれ、毛皮が毛みたい、羽が羽みたい。素晴らしかったです。
(小学生みたいな感想でスミマセン。)

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ミュネッヴェル先生の作品の一部より。
テズヒップを習っている学生の多くは、ミュネッヴェル先生の描く花に憧れて
皆、一度は真似をしようと志します。
そして真似てみて、その凄さ、素晴らしさに改めて感動するのです。


ミュネッヴェル先生のお弟子さんの作品の中からタイル絡みの作品を二つ。
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トプカプ宮殿を描いた作品の中にタイルのデザインが嵌め込まれているもの。
これ、素敵でした。
描き込みが細かくて、これを描き上げるのは写経のような大変さだろうけど、
楽しんで描いていらっしゃるな~、と、見ていて気持ちの良い作品でした。


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これ、面白い!
バラとヒヤシンスが描かれたイズニック陶器の破片から伸びている花が
テズヒップの技法で描かれてます。
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他にも見ごたえのある作品が沢山あります。
おすすめの作品展です。
是非、どうぞ!
私も、期間中もう一度行ってきま~す。






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by ateliercinicini | 2012-04-16 05:34 | 展覧会・作品展 | Comments(6)

お勧めです!ミニアチュール&テズヒップ展 『 HASBAHÇE 』  

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イスタンブルに花の季節がやってきて、
今年もチューリップ・フェスティバルが始まりました。
このフェスティバル中のイベントの一つとして、
ミニアチュール(細密画)とテズヒップ(書の彩飾)展 
“ Hasbahçe / (スルタンの)プライベートガーデン ” が、
Emirgan At Ahırları Sergi Salonu で開かれます。

ミニアチュールのTaner Alakuş 先生と
テズヒップのMünevver Uçer 先生、
そのお弟子さん達の作品展です。

この両先生の筆使いの細かさ、正確さ、美しさは鳥肌が立つ程。
乱れなく均一な細かいラインと点で描きあげられた作品を見ると、
目頭がジーンと熱くなり、
胸が熱くなる程感動します。
何度見てもその感動が薄れずに、
私、作品展の度に新鮮に興奮しています。

勿論、今回の出展作品はまだ見ていないのですが、
感動すること間違いなしで、
皆様へもお勧めです!

作品を見られた後に、
エミルガン公園でチューリップを眺めると、
スルタン気分で一層優雅で、
気持ち豊かな春を満喫できるんじゃないかしら?



期間:4月16日(月)~30日(月)
   (15日(日)13時~ オープニング)

場所:Emirgan Korusu (=エミルガン公園)内
      Emirgan At Ahırları Sergi Salonu

    バスで行かれる場合、Emirgan で下車。
    人の流れにそってエミルガン公園へ向かって下さい。
    公園内に会場があります。




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by ateliercinicini | 2012-04-09 05:29 | 展覧会・作品展 | Comments(2)

モチーフの話・バラの持つ意味

冬から一気に夏に突入したイスタンブル。
家の庭でもバラが咲き、毎朝窓を開けると甘い香りが部屋の中に流れ込んできます。
バラの存在感は圧倒的です。
その美しさから思えば当然な事、オスマン朝装飾でもバラのモチーフはよく使われま
した。布や絨毯を始め、もちろん陶器でも好まれて描かれています。

ですが、コーランの挿絵やモスク・廟の壁面タイルで多用されているのは、美しいから
という以上に、宗教的シンボルとしての性格によるところが大きいと思われます。
オスマン朝でチューリップが神の変化とみなされたのに対して、バラは預言者の汗
から伸び、神の慈愛に到達する魂のシンボル
であるとされていました。

そんな意味を持つ美しいバラ。
タイル・陶器で描かれるとこんな形になります。

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              ルーブル美術館蔵 16世紀イズニック皿  
     
     お皿に描かれたバラ。
     蕾は分かり易いですが、横から見た姿、これがバラだとすぐに分かる人は
     少ないのではないでしょうか?
     なんだか脳の様で、美しいとは言い難い・・・。


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              リュステムパシャ・モスク 正面入口左壁     

     上から見たバラ、蕾、そして下(裏)から見たバラ。
     上から見たバラの図は、ペンチと同じに見えます。
     この二つを見分けるには葉を見てみましょう。
     バラの葉はふっくらと、そしてギザギザとしています。

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               エユップ・スルタン廟の外壁

     こちらも、リュステムパシャ・モスクのタイル同様に、ペンチに似ています。
     上から見たバラの花と蕾です。
     壁面装飾タイル全般に言えることですが、一枚のタイルから受ける印象と、
     それが壁一面に並んだ時に受ける印象が変わります。

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     同じタイルの並ぶ右上に一枚、サイズが異なる青地に白文字のタイルが嵌め
     込まれています。
     書かれている文字は預言者の名、ムハンマド
     タイルのサイズが異なるので、前もってここにこのタイルを嵌め込む事は
     プランになかったのだと思います、私見ですが。
     スルタン・エユップ廟を修復する際に、建築指揮をした人が命じたのか、
     タイルを張る職人さんが自らの思いで嵌め込んだのかわかりません。
     ですが、ここがムハンマドの同志アブー・アイユーブ・アル=アンサーリー
     の廟であることを想い、バラの象徴するところを考えると、バラ柄のタイル
     の上に、ムハンマドの名が置かれたことが一層意味深く感じられます。



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by ateliercinicini | 2011-06-15 06:31 | 様式・文様・技法の話 | Comments(8)

オスマン朝ナッカシュ・ハーネ(宮廷画家工房)

オスマン朝タイル・陶器のデザインが、同時代の絨毯や絹織物、写本の表装などに
とても似ていると思ったことはありませんか?
そうなんです。
同じ文様がアレンジされたり、中には全く同じデザインが繰り返されているのです。
宮廷で使われる品々やスルタンの装飾品などは、外部より購入することもありまし
たが、宮廷内の工房で作られるものも多く、そのデザインや細工を担当したのが、
宮廷工房に属するデザイナーや工人達でした。

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      ナッカシュ・ハーネの様子/ トプカプ宮殿博物館図書館所蔵 
             (ヌルハン・アタソイ 『IZNIK』 より)


中でも、宮廷デザイナー達の所属していたナッカシュ・ハーネ(宮廷画家工房)は、
宮廷工人集団の最重要部門で、スルタンが直々に作業を眺めに来ることもあった
そうです。

ナッカシュ・ハーネでは、本の挿絵はもちろん、タイル・陶器、絨毯、布、刀や宝飾の
デザインからモスクの天井や壁の装飾まで、あらゆる分野のデザインを考案して
いました。
そして描かれた図案が、陶器、絨毯、メタルワーク等などの工人達の工房へと送られ、
作品が作られてゆきます。

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                    陶工の素地つくり
             (ヌルハン・アタソイ 『IZNIK』 より)


ナッカシュ・ハーネは、イランやバルカン半島、中東から捕虜として連れて来られた
画家達や、デヴシルメ(少年徴集制度)で連れて来られた元キリスト教徒の少年達が
主となって構成された、完全分業、徒弟制の世界です。

最初は、紙を準備する、金泥を作る、顔料を整えるなどから始まり、直線枠を引く、
色を塗る、輪郭を描く等の細かい工程に分けられた一つの仕事を来る日も来る日も
繰り返し、能力のある者は昇進していくという世界だったようです。

Orhan Pamuk の “Benim Adım Kırmızı” を読むと、そんなナッカシュ・ハーネ
の世界を垣間見る事が出来、歴史小説として、オスマン時代の装飾・絵の概念を知る
ことの出来る小説として、興味深いお勧めの一冊です。


 藤原書店から邦訳 『わたしの名は紅』 が出ていますが、
 文章が高尚過ぎて難しかった。。。
 トルコ語学習者の方は、原本が簡単でお勧めですよ。
 中級トルコ語で読めます!
 挑戦してみて下さいね。^^
 


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by ateliercinicini | 2011-06-03 22:33 | オスマン芸術・トルコ芸術 | Comments(0)

子供用絨毯織りセット、買ってみたはいいけれど。。。

いつも観光客や買い物客で賑わうエミノニュ。
その裏通りで絨毯織りセットを見つけました。
子供用教材のようです。

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   枠(30 x 25 cm)、毛糸、糸通し、櫛(横糸を押さえるためのリード代わり)が
   入って 2.5TL(110円位)。


気軽に楽しめそう!と手にとって、早速、開いてみると、、、
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説明書は印刷が薄くてとっても読みにくい。。。
ですが、そもそも肝心な織り方の説明は書かれていないので、
読めなくても問題ないようです???

説明書は飛ばして、入っているものをチェック、
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枠に刻まれた溝幅は不ぞろい、 
縦糸・毛糸は絨毯用ではない
糸通しは硬くて通りが悪く
櫛の目が粗すぎて糸の張りが均等に保てない。 

面白い!
まともなモノが一つもなくって、とっても、とってもトルコ的!

お陰で、手作り感あふれる絨毯が出来上がりそうです。。。

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しかし、やっぱり、これで可愛い絨毯を仕上げる自信がないので、
とりあえず、不ぞろい溝の枠に糸を張り、
手持ちの材料でキリムを織ることにしました。
久しぶりに、又、のめり込みそう。



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by ateliercinicini | 2011-05-16 09:41 | イスタンブルの日常生活 | Comments(4)

Bahar Ağacı (春の樹)

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            トプカプ宮殿・割礼の間 正面外壁タイル
トルコの春。
陽の暖かさが増し始め、アーモンドや杏の花が咲きはじめると春の訪れを感じます。
アーモンドの花も杏の花も、一見すると桜を見ているようで、トルコにいながらフッと
日本に心を運んでくれます。
そんな春を象徴する桜のような木々。
オスマン朝モチーフ、Bahar Ağacı (春の樹) (又はBahar Dalı(春の枝))です。

もともとは中国起源の梅や桜を様式化したモチーフが、イランを経由してイスラム芸術へ
伝わり、ミニアチュールや写本の挿絵で14世紀より描かれ始めたと言われています。
オスマン朝では16世紀に、まずカラメミによって写本装飾で使われ、その後タイルモチーフとしても使われました。

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           Eyup Sultan Turbesi (エユップ・スルタン廟)

一枚のタイルに小花として描かれる事もありますが、多くの場合は、宮殿や廟、モスクの
入り口やミンベル(説教壇)に飾られる大きな組タイルとして描かれています。
天国の緑茂り豊かな様を表しているのだそうです。

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    ぶれてますが、、、Hürrem Sultan Türbesi (ヒュッレム・スルタン廟)

トルコのお土産物屋さんでは、一般的にBahar Ağacı (春の樹)とは言わず、命の木
呼ばれていて、日本人に大変人気があるのだそうです。
中国起源のBahar Ağacı (春の樹)がもつ東洋的なものが、私達を意識下で惹きつける
のかもしれませんね。




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by ateliercinicini | 2011-04-14 00:02 | 様式・文様・技法の話 | Comments(2)

逆さチューリップ

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この花、ご存知ですか?  
トルコ語で Ters Lâle (テルス・ラーレ) / 逆さチューリップ と呼ばれる花です。
インド・ヒマラヤ~イラン・トルコ東部が原産で、日本では瓔珞ユリ(フリチラリア・インペリアリス)と呼ばれています。

タイルモチーフとしては、17世紀に数例見られるのですが、、、
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かなりデフォルメされて、インパクトあります。
これは、トプカプ宮殿のハレムを飾るタイル・パネルに描かれたものです。

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大きなタイル・パネルの中で、逆さチューリップの存在感は圧倒的です。

これを手本に新たに作られたタイル・パネルを 『写真でイスラーム』のmiriyunさん が
紹介されています。アブダビのシェイク・ザイード・モスクで見られるそうです。
このシェイク・ザイード・モスク。タイルだけでなく象嵌細工の見事さ、ガラスの可愛らしさに
釘付けになってしまいました!必見です!


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逆さチューリップはこの頭を垂れたような姿から、哀悼の意を表していると言われ、
オスマン時代の墓石によく彫られたモチーフです。
現在でもトルコ東部ではお墓の周りに植えられています。
同様にその姿から、キリスト教徒の間でもイエスが磔になった際に、頭を垂れ涙した花と
され、聖なる花とみなされているのだそうです。(トルコ以外の国ではどうでしょうか?)

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スルタン・メフメッド4世に献じられたガズネヴィー(Gaznevî)アルバムの一頁 (1685)
イスタンブル大学図書館所蔵  (Nurhan Atasoy / 『Hasbahçe』より
)

また、別名 Ağlayan Gelin(アーラヤン・ゲリン) / 泣いてる花嫁 とも言われています。
花が開いた時に、花嫁の頭を飾るレースを掛け、楽器を打ち鳴らして聞かせないと、
すねて頭を伏せ、翌年花をつけないという伝承があるそう。
なかなかに気難しい花嫁ですね。

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              (Hakkarim.net よりお借りしました。) 

トルコではハッカリ、ヴァンが自生地として有名ですが、イスタンブルでも毎年、
エミルギャン公園やギュルハネ公園で見られます。
4月、チューリップの季節にイスタンブルにいらっしゃっる方、是非探して見て下さい。

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      他のチューリップより頭一つ出てる、ノッポさんです。


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by ateliercinicini | 2011-01-23 03:35 | 様式・文様・技法の話 | Comments(7)

どうしてチューリップが好きなのか。

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                 トプカプ宮殿・割礼の間

トルコタイルと聞いて、一番最初に思い浮かぶ花は“チューリップ”ではないでしょうか?
トルコでは“花と言えばチューリップ”と瞬時に、そのイメージが浮かべられる程に、
色々な場所で様々な素材の上に描かれて、私達の脳裏にすりこまれています。
タイルをはじめ、カフタン(スルタンの衣装)、ハット(書道)、テズヒップ(書の装飾)、
細密画、螺鈿細工等など、、、

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チューリップの形で“Ya Allah”            チューリップ模様のカフタン
                           男性が着るのですが、、、派手ですね。。。


では、どうしてチューリップなのでしょうか?
チューリップは元々、アナトリアからカザフスタンにかけて自生する野草です。
それがアナトリアではセルジューク朝時代に入ると、好んで庭園で育て愛でられるように
なりました。
可愛らしい、綺麗な花だから好かれたのは勿論でしょうが、チューリップは象徴的な意味
を持つ為、他の花とは別の思いで愛されたといいます。

ペルシャ語・トルコ語で、チューリップは Lâle(ラーレ)。
アラビア文字で表記すると、 لاله 。 
アルファベット Lam - Elif - Lam - He からなります  。
神 Allah (アッラー)は、 الله  : Elif - Lam -Lam - He 。
順は異なりますが、同じアルファベットから成り立っています。

こういった訳で、“神が形を変えて現れた姿=チューリップ”と捉えられ、人々は
チューリップに神聖さを感じ、モスクや、廟、墓石など宗教的な場で頻繁に描かれた
のだそうです。

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                   アヤソフィア内図書館
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                   リュステム・パシャ モスク

枝や葉がチューリップを突き抜けて伸びていたり、チューリップが岩を貫いていたり、、、
皆、とっても元気で逞しいですね。



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by ateliercinicini | 2011-01-14 22:36 | 様式・文様・技法の話 | Comments(4)